ネットでニュースなどを眺めていて、仙石線が「全線復旧した」という表現をいくつか見かけ、違和感を覚えました。
仙石線は復「旧」などしていません。
津波で大きな被害を受けた陸前大塚〜陸前小野間は、丘陵上に建設された新市街地へ一緒に移設されました。
「旧に復した」わけではありません。
そこを勘違いしないよう、僕は「運転再開」という表現を、今後、注意して使おうと思います。
これまで、深く考えずに「復旧」と書いてしまった路線もあったかもしれませんから、反省です。
写真は、旧野蒜駅舎を修理改装してオープンしたファミマ&地域交流施設。
吹雪の中たどり着き、この灯火を見て、僕は救われたような気持ちになりました。
でも、ここにはもう、電車は来ません。
裏手に残されたままだった、破壊されたホームは今、どうなったでしょうか。
来月、訪れた時に自分の目でしっかり見なければ。
運転が再開されたことは非常に喜ばしいこと、めでたいことです。
でも、「問題は明日から」なのです。
「復興」へは、まだまだ道半ばであることを忘れたくはないですね。
今日を祝ったら、それで終わりということにはしたくないです。
僕は5年先、10年先にも、被災地を訪れ続けると心に決めています。
復興への力添えに少しでもなれば幸い。
それに、阪神・淡路大震災で人生を狂わされた、自分自身のための「巡礼」でもあります。
posted by twins at 12:40| 神奈川 ☀|
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