たまには、真面目な話。
今日は月曜日です。
月曜日の23:00からTOKYO MXテレビで再放送されている『帰ってきたウルトラマン』を、毎週楽しみに見ています。そういう世代ですから(笑)
初回放送時、僕は幼稚園児(!)で、最初の頃は怪獣が怖くて、まともに見られなかったのですけどね(^^;)
今日の放送は、第33話「怪獣使いと少年」。
この話は、よく覚えています。深く子供心に突き刺さりました。
傑作の誉れ高いのですが、40年にも及ぶウルトラマンのシリーズの中でも、もっとも「悲惨」で「救いがないストーリー」と言われているそうです。その通りだと思います。
メイツ星人と共に暮らす少年を襲う、壮絶な「いじめ」。
最後は惨殺に至ってしまう、地球人の宇宙人に対する陰湿な「差別」。
その結果、怪獣ムルチを呼び覚ましてしまう愚かさ…
子供向けの超人気特撮ドラマで、人間の業を描いた、こんな暗すぎる悲劇を放送するなど、今では考えられないのですけど(当時も「放送すべきでない」との声があったとか)。
製作者側の差別に対する強い怒りが、この作品を産んだのです。
物語の舞台は、奇しくも今、自分が住んでいる川崎市です。
今日たまたま、所用の帰りにJR川崎駅北側の再開発エリアをバスで通りました。
高層ビルが建ち並び多くの人で賑わう町に、かつての工業地帯の面影はありません。
でも、メイツ星人が殺されてから30数年。
地球人の差別意識は、少しは改まったのでしょうか?
僕には、今にもムルチが現れて、ビルを破壊して回りそうに思えたのですが。。。
放送開始まで、あと1時間弱。
今の僕は、この作品を直視できるでしょうか…
陰惨極まりない、あらすじはこちら(wikipediaの「メイツ星人」の項目より。当然、ネタばれあり)
posted by twins at 22:03|
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